「俺がいるから、離れんなよ」 ぎゅっと手を握られ、そんなことを言われる。 その言葉にあたしの心臓はちがう意味でドキドキした。 これが、吊り橋効果!? お化けに対するドキドキと青木くんに対するドキドキで、心臓が持ちそうにない。 早く、早く終わってっ! 「…恨めしや〜」 「ぎゃぁあああああ」 お化け屋敷内にあたしの叫び声が響き渡ったのは、言うまでもない。