え。


その声が聞こえたのは、すぐ近くのゴミ捨て場。


そこにはもちろん彼女しかいないわけで。


いやでも、ありえない。


あんなに可愛くて、さっきの告白だって恥ずかしそうに断って…



「振られんのわかんでしょ普通、わざわざ告白してくんなっつーの」



そこには、あのふわふわした特有の雰囲気を放つ先輩はどこにもいない。


いるのは、とてもダルそうに毒を吐く怖すぎる彼女だけ。



なんだろう、このデジャヴ感。


前にもこんなことがあったような…