「告白したぁ!!?」


「ばか、声がでかい!!」



どたま飛び出るかと思ったわ。


クラス中の視線を浴び、咄嗟に口を塞がれる。


嘘…いつの間に!?



その勇気に頑張ったで賞あげちゃうよ!



「いらないから」


「ぐはっ」


鋭いツッコミを入れられるが、美玖の表情はどこか暗い。



基本気が強く前向きな彼女だ。



だからこそこんな美玖を見ること自体珍しくて、あたしは結構心配だった。




きっとそれで何かあったに違いない。




「告白、どうだったの?」


「んー、それがさぁ。まだ返事もらってないんだよね」



「はい?」



それってつまり、保留ってこと?


俊のやつ、一体やってんのよ!