俺のものになってよ




「…確かにそうね。でも、あなたには関係ないでしょ?」


ずっと黙っていた由梨さんは、ピシャリとそう言い放った。


鋭い目付きであたしを睨む。



「これはあたしと湊のこと。部外者のあなたにどうこう言われたくない」


「…っ」


「あたしは湊のことが好き。だから、あなたは口挟まないでくれる?」



ぐっと拳を握りしめる。



自分のことしか考えない由梨さんにいい加減腹が立つ。


こんなにイライラしたの、久しぶりかもしれない。



「そういう事だから、あなたには関係な…」



「あります!!!」



あたしは声を張り上げて、由梨さんの方を見た。


彼女は少し驚いていたけど、直ぐに表情を戻す。



「…なんの?」



「あたしも…青木くんのことが好きだからです!」




バカでかい声でそう言った。


もう、この際元カノだろうとかどうだっていい。


この人は、もう敵だ敵!ライバルだ!