や、やばいっ!


咄嗟に身を隠すけど、

バレた、?さすがにバレた、かな…。


うわ、最悪だ。どうしよう





暴れる心臓の音を聞きながら、彼が何を言うのか黙って待っていると







「────いるよ、もうずっとここに」



耳の疑うようなことを言い出した。







え?



「さっきから、そこで聞いてる」




おい、待て。それってまさか…────




「いるんでしょ?隠れてないで出てきてよ」





────コツリ


足音が近づいてくる。





ああ、終わったかもしれない…









「はやく出てきてよ」













あたしの平凡な人生────