そんなあたしの言葉に、青木くんの瞳が微かに揺れたのがわかった。 すると、ふっと微笑んだ後、あたしの耳元へ顔を近づける。 「じゃあさ────…」 「……!!!」 その言葉に、ボンッと自分の顔が一気に熱くなるのがわかった。 驚いて彼の方を見ると、優しい瞳であたしを見つめる視線とぶつかる。 え、これは夢? あたし、都合のいい夢でも見てんのかな…?