次の日の放課後、俺は由梨を呼び出した。
「湊?どうしたの?」
笑顔で首をかしげながらそう言った由梨を、今までで1番冷めた目で見つめる。
「なぁ、俺たち…別れよっか」
「────え?」
その瞬間、由梨から笑みが消える。
「な、なんで?」
なんでってなんだよ。
そんなのこっちが聞きてぇっつーの。
「別に、もう冷めたっていうか、疲れた」
そう吐き捨てるように言うと、由梨の瞳が涙で滲む。
そしてすがりつくように俺の裾を掴む。
「い、嫌だよ…!!あたしは別れない…っ!」
必死に俺の体を揺らしながらそう訴える。
これも、演技か?
それとも俺の見た目が好みだからそばに置いておきたいのか?
どっちにしろ、由梨の本性を知ってしまった以上もう一緒にいるなんてことは無理だった。
