背を向けて歩き出す瑠菜さんの姿を見ると、俺は思わず追いかけていた。
「わっ!!」
瑠菜さんの手を取って、俺の方へ引き寄せる。
「えっと。優助くん...?」
驚いた瑠菜さんに構わず言葉を漏らす。
「俺、もっと瑠菜さんを知りたいです。年下だから、相手にされないかもしれないけど...っ」
俺だけが瑠菜さんのこと知りたいだけかもしれないけど。
瑠菜さんの反応を見ながら距離感を取るようにしてたけど、
このまま伝えずにはいられない。
「だけど、これからも会いたいですし、『またどこかで会えたらいいね』なんて寂しいこと言わないでください。」
いっ言えた。
俺の心の中でモヤモヤしてた感情。
瑠菜さんの一歩引いた距離の言葉。

