そこまで遠くはないけど。 県をまたぐからね。 「じゃああたしも優助くんの所行こうと思ったら行けちゃうね」 瑠菜さんの言葉を聞いて思わず顔を見る。 「ん? そういう意味じゃないの?」 嬉しい気持ちを隠しながら、首を横に振る。