翌日の朝、CSSの事務所に行くと
矢崎さんが窓を開けて掃除をしていた。
「青山くん!おはようございます!」
「おはよう、矢崎さん。」
挨拶すると、矢崎さんがハッと何かを思い出しパソコンの方に俺を手招いた。
「昨日、例のHPを見てて気になる物を発見したんです。青山くんに是非見て欲しくて。」
「特性を持つ者へ…のか。」
パソコン画面を見てみると、
柊木さん達が持つ"Breath"の特性の掲示板だった。
「これを見て下さい。」
矢崎さんが指したあるメッセージのやり取り。
HN.蛇 ["Breath"の貴重な"影"の居所を掴んだ。
これを見た特性を持つ者たちよ、
己の存在意義を見いだせ。]
HN.Pを持つ者[感謝する。貴方の連絡先を教えてください。]
HN.蛇[前の文章上部に私との待ち合わせ場所のヒントがある。夜21時にそこで。]
掲示板のやり取りはそこで終わっていた。
むしろ気になったのは日付で、
事件のあった10日前だ。
「私はこれを見た時、"影"は柊木憂莉さんの事だと思ったんですが…青山さんはどう思いますか?」
「確かに。日付けやこのタイミングから見ると
憂莉さんの可能性は充分あるね。
それにしても、待ち合わせ場所のヒント?
Pを持つ者ってハンドネームが気になる。」
俺のその言葉に矢崎さんがニヤッと笑った。
「場所は兎も角、私も気になったんです。
そして、調べてみたらあったんですよ。
Pが頭文字につく、ある特性がね。」
矢崎さんがトップ画面に戻り、
特性一覧のページをスクロールしていくと
ある特性のページを開いた。
「…これって、まさか…」
「青山くんが事件現場で見つけた事と
一致しませんか?」
「……でかした!矢崎さん!
難波さんにすぐ連絡取ってみるよ!
ありがとう!!」
これはもしかしたら、
憂莉さんを救う事ができるかもしれない。
そこにグッドタイミングで難波さんから着信が入った。
[…おはよう。柊木日芽を襲った奴、分かったぞ。
美作あきら。フリーライターだそうだ。
これから家宅捜査に行ってくる。]
「難波さん!俺も行きます!
その人、危険な特性を持ってるはずなんです!」
そう言うと難波さんは住所を教えてくれ、
現地で待ち合わす事にした。
矢崎さんが窓を開けて掃除をしていた。
「青山くん!おはようございます!」
「おはよう、矢崎さん。」
挨拶すると、矢崎さんがハッと何かを思い出しパソコンの方に俺を手招いた。
「昨日、例のHPを見てて気になる物を発見したんです。青山くんに是非見て欲しくて。」
「特性を持つ者へ…のか。」
パソコン画面を見てみると、
柊木さん達が持つ"Breath"の特性の掲示板だった。
「これを見て下さい。」
矢崎さんが指したあるメッセージのやり取り。
HN.蛇 ["Breath"の貴重な"影"の居所を掴んだ。
これを見た特性を持つ者たちよ、
己の存在意義を見いだせ。]
HN.Pを持つ者[感謝する。貴方の連絡先を教えてください。]
HN.蛇[前の文章上部に私との待ち合わせ場所のヒントがある。夜21時にそこで。]
掲示板のやり取りはそこで終わっていた。
むしろ気になったのは日付で、
事件のあった10日前だ。
「私はこれを見た時、"影"は柊木憂莉さんの事だと思ったんですが…青山さんはどう思いますか?」
「確かに。日付けやこのタイミングから見ると
憂莉さんの可能性は充分あるね。
それにしても、待ち合わせ場所のヒント?
Pを持つ者ってハンドネームが気になる。」
俺のその言葉に矢崎さんがニヤッと笑った。
「場所は兎も角、私も気になったんです。
そして、調べてみたらあったんですよ。
Pが頭文字につく、ある特性がね。」
矢崎さんがトップ画面に戻り、
特性一覧のページをスクロールしていくと
ある特性のページを開いた。
「…これって、まさか…」
「青山くんが事件現場で見つけた事と
一致しませんか?」
「……でかした!矢崎さん!
難波さんにすぐ連絡取ってみるよ!
ありがとう!!」
これはもしかしたら、
憂莉さんを救う事ができるかもしれない。
そこにグッドタイミングで難波さんから着信が入った。
[…おはよう。柊木日芽を襲った奴、分かったぞ。
美作あきら。フリーライターだそうだ。
これから家宅捜査に行ってくる。]
「難波さん!俺も行きます!
その人、危険な特性を持ってるはずなんです!」
そう言うと難波さんは住所を教えてくれ、
現地で待ち合わす事にした。



