プロローグ

お初にお目にかかります
わらわは時の神、斗鬼(とき)と申す者。時、すなわち時間をつかさどる神じゃ。
わらわは白い空間の中で一枚の桜の花びらを手に取った。
息を吹きかけると一人の少女が桜の花びらで描かれた。
「フフっこの女子に決めた。」
さぁそなたの物語でわらわを楽しませておくれ。
始めに彼女の触った桜の花びらが淡く発光しだした。
こうして一人の少女と己の誠を命をかけて貫いた男達の物語が始まった。