健次さんは、私の親友のお兄さん。 その親友は、毎日のようにお兄さんの健次さんのことを本当に楽しそうに話す。 その話だけで、優しいお兄さんなんだなって、思った。 それで私は健次さんに興味を示した。 そして、文化祭の時、屋上から親友と歩いている健次さんを初めて見たときに、「ああ、この人だ」って思った。