私のせいで頬が真っ赤になった先生がいた。

さとしくんは

『ふんっ…キスもさせてくれない彼女はいらないっ!』

と吐き捨てていった。

「ごめんなさい。先生。迷惑かけちゃって…」

「へへっ…初彼氏だったんだけどイメージと違うくて…
好きじゃないのに付き合った私がわるいんだけどっ…恋愛って難しいですね…」

泣きたくなるきもちを抑えて唇を噛む。