バシッと音がして目を開けた

目の前には田中くんではなく

ドアップの一ノ瀬先生が顔を覗かしていた。


「なっ!」


『授業でしてたキス顔と違うもんだから田中叩いちゃったんだけどダメだった?』

ドキドキと鼓動がなる。

「ダメじゃないです…ありがとうございます…。」