「お仕事、ですか?」

「んー、まぁね。

こっちのパソコンは本業で
こっちは株。」

「かぶ.......」

「そ、株。

んで、このケータイで2個目の会社の取り引き」



一気にたくさんの仕事をしている様で、

画面を見ているだけで目が霞む。



「ふっ、意味不明?

じゃあこの数字見てて。
数字下がったら教えて。」



彼がそう言って指さした数字をジッと見つめる。

微妙な数字の変化に自然と首が傾く。

今も尚、数字は変化し続ける。



「ぶっ、おもろすぎ」


滉牙さんはこちらを見ていきなり吹き出した。