「柄にもなくこんな事するなんて 生意気な奴よほんと。 はい、ゆいちゃん♪」 玲花さんはそう言ってクマを渡してくれた。 クマは抱いてもやはり大きくて 私の身長の半分くらいだ。 「あいつから女の子に 何かプレゼントするなんて初めてなの。 だから、大事にしてあげてね」 こちらに目線を合わせて微笑む彼女に 懸命に頷いた。