すき。

そう言われた事を思い出す。

顔が近くて咄嗟に目線だけ違う方へ向ける。



「........そんな避けられると
流石に傷つくんだけど。」

「さ、避けてるわけでは......」



更に近づく彼と連動して違う方へ視線が進む。



「.........なんかこれデジャヴだわ。
前にも避けられた気する。」



そう言った彼の言葉に自分も思い出す。

酔っ払った滉牙さん、

お互い額をくっつくけて、

一緒にベッドで寝て.........



思い出せば出すほど顔が熱くなる。