「言い訳ばっかすると、 このまんま連れてくけど?」 急に持ち上げられた格好はお姫様抱っこの様な 彼と向き合う形で顔が近い。 それでもいいの?と彼は意地悪そうに言う。 「お、おんぶでお願いします......」 「ん。」 満足そうな彼の背中に渋々身を任す。 彼の背中は広くて、あたたかい。