一匹狼と野良猫。



「いやぁぁぁぁああああああああ!!!!!!」



恐怖で飛び起きる。

暗い中、手足を動こして這いずる様に藻掻く。




そして不意に何かに身体を優しく包まれた。



「大丈夫だ!!俺だから!!

もう大丈夫だから!!」



ハッと目を開く。

薄暗い部屋の中、ベッドの上。

激しく脈打つ心臓に、忙しなく荒い呼吸。



「..........ここ、は........」



恐怖で身体が震えて上手く口が動かない。



「俺ん家だよ。

悪い奴の家じゃない。」



その言葉にホッとして身体の力が緩む。

少しずつ正気を取り戻して当たりを見ると

滉牙さんに抱き締められていた。