一匹狼と野良猫。



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「はい、ちょっと目見してね〜」



ライトを目の近くで当てられ、チカチカする。

すぐさま駆けつけてくれた医師が診察してくれる。

優しそうな白髪と白髭の医師。



「はい、じゃあ私の指見てね。

ゆっくり動かすから、目で追ってね〜」



ゆらゆらと視界に揺れる指をじっと見つめる。



「せ、せんせっ.......

私が変わりますっ
いやむしろそんなに顔の近くでゆいちゃんと
そんなんしたいですっ」

「いやいや姉さん、ここは僕に任せて下さい。
僕こういうの得意なんで。

おいジジイそこ変われ。」

「はい、この指何本に見えるかね?」