「君は家出したから、 あんなとこにいたんでしょ?」 彼の言葉に何も言えない。 確かに帰る場所なんてない。 ........帰りたくない。 「ここにいりゃいいじゃん。」 その言葉に顔を上げる。 「俺も姉貴も歓迎するよ」 「そうよ、遠慮しないで? ここをゆいちゃんと私の家だと 思ってくれればいいのよ?」 「ここ俺の家なんだけど」 「帰りたくない事情があるんでしょ?」 「おい聞けよ」 滉牙さんに耳を傾けることなく 手を握って真剣に向き合ってくれる玲花さん。