一匹狼と野良猫。



「........んー、結菜ちゃん
これは大事なことなんだ。

何かされたんだよね?」



こちらに向けられるぎこちない笑顔。

一体何が言いたいの。



「だから何もしてねえって言ってんじゃん!!!!」

「あんたには聞いてないんだよ!!!」



目の前で女と警察が揉め合いを始める。

全然状況が掴めない。



「結菜、水飲みなよ!!
外居たし喉乾いてんじゃん!?」

「外に居た、のではなく、つまみ出していた、
の間違いじゃないのか?」

「だから知らないっつってんじゃん!!!
あたしが帰ってきた時には外居たんだし!!!」

「そもそもこんな小さい子を置いて
長時間も外出してるのがおかしいんだよ!!!」

「そんなんあんたに関係なくね!!?
仕事もしちゃいけないワケ!!?」

「じゃあ何の仕事だ?」

「なんでそこまで言わなきゃいけねぇんだよ!!!」

「言えない仕事なのか!??」

「ちげぇっつってんじゃん!!!」