「ゆいな、僕だけ、僕だけのゆいな。
ねぇ、そうでしょ?
僕だけに心を許してくれたんでしょ?
...........なのに、
なのになのになのになのになのになのに!!!!!
君は逃げたっ!!!! 僕から!!!!
何故っ!!!??」
身体から締め付ける腕が離れたかと思うと
発狂しながら頬を鷲掴みにされる。
「一緒に居たあの男は誰??」
瞳孔を開いた目でこちらをジッと見つめる。
その言葉に滉牙さんがよぎる。
「親しげに、馴れ馴れしく、君に笑顔を向ける
君に触れるアイツは、だれ???」
男の笑みは不気味で無感情で、
殺意剥き出しの眼差し。
