一匹狼と野良猫。



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車に乗り込んであっという間に会社に到着した。

ドアを引いてくれて降りると、

目の前には太陽の眩しさで

見上げきれないほど高い建物。



「一瞬で終わるから待っててね。
あ君ちょっと」

「ふぇええ!!??
こ、これはこれは黒木さん!!
おはようございます!!!

今日はこちらの会社にいらしてたんですね!!」

「資料まとめたからこれ持ってきただけ。
一瞬で戻るから、
彼女のこと見ててくんない?」



彼が声をかけた女性はとても綺麗な方で、

オーラがある感じがする。