一匹狼と野良猫。



「お、お留守番できます」

「1人の時にフラッシュバック起きたら助けれないでしょ」

「.....あ」



確かに。

けれどそんな頻繁になるわけじゃないから

大丈夫なのに。



「先に着替えておいで。
俺も会社行く準備するから」



彼の言葉に頷き、

自分の部屋に行ってクローゼットから

着替えを引っ張り出す。



「よしっ」



パジャマから私服に着替えてリビングに戻ると

滉牙さんが家を出る準備をしていた。



「お、着替えた?
一応、俺のケータイ持っておいて」



彼は自分の胸ポケットからケータイを渡してくれる。

ディスプレイを開くと

充電は100%になっていた。