.........凄く落ち着く。
隣りに座り直すと、彼は首を傾げる。
「眠い?」
そう言う彼に、眠い。と答えたいが、
まだ一緒に居たくて首を横に振る。
「嘘、目虚ろなくせに」
滉牙さんの方を見上げると、
彼はビクッと反応する。
「その顔もうしちゃダメ」
そう言って彼は頭をこちらにコツンとぶつける。
.........寝たくない。
この落ち着く時間が、終わってしまうのが怖い。
おかしいな、少し前までの自分は
早く終わってしまえと願っていたのに。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…