一匹狼と野良猫。



「シャンプー同じだから匂い一緒」



フッと笑う彼に、そっと触れる大きな手に、

もう、滅入ってしまう。



「わ、私も」



そう言うと彼はまたクスッと笑い、

ん。と短い返事をして頭をこちらに向ける。

顔を近づけると、自分と同じいい匂い。



「.......同じだ」



自分と同じ香りがするのがなんだか嬉しくて、

でも少し恥ずかしくて、不思議な感じ。