一匹狼と野良猫。




「ありがと。

あーねむ.....って、
まだゆいの髪濡れてんじゃん」



滉牙さんはこちらを見て言う。

自分の髪に触れると、確かに湿っている。



「ほら、後ろ向いて。」



言われるがまま彼に背を向けて座る。

部屋にドライヤーの音が響く。

頭に触れる彼の優しい手。