一匹狼と野良猫。



「サラダも作ろ。
にんじんピーマンきゅうり以外で」

「........レタスとトマトですかね」

「あー、レタスだけにしよ」

「えっ」



どうやらトマトもあまり好きではないみたいで

レタスの場所から動こうとしない。



「1番美味そうなレタス選んで」



急な無茶振りに驚き、困惑するが

彼は楽しそうに ふふんと笑う。

.........1番美味しそうな、レタス.......



レタスを2つ手に取って凝視するが

全然違いが分からない。