一匹狼と野良猫。



「い、行きましょう水族館。

ふたり......で。」



そう言うと彼はご満悦の様で

いつ行こうか。と提案する。

2人でお出かけなんて、心臓が持つだろうか。



なんて考えていると、スーパーに着いた。

彼は当然の様に自分が先に降りて

助手席の扉を開けてくれる。



店内に入ると、滉牙さんはカートにカゴを乗せ

よし買うぞーと呟いて微笑む。

上機嫌な様子の彼にこちらも嬉しくなる。