「好きな食べ物って、何ですか?」 彼は少し驚いた顔をして、すぐに微笑んだ。 「作ってくれんの?」 彼の言葉に、 自分が料理をした事がないことに気づく。 「ハンバーグ食いたい。」 彼はそう言って、上からのしかかって 本を指さす。