「.........仕事しよ」 そう言って彼はリビングでパソコンを開き、 カタカタと打ち込んでいく。 .........邪魔しちゃ悪いし、何しようかな。 テーブルに本を見つけ、取ってみると 玲花さん愛用の料理本。 パラパラ捲ると、どれも美味しそうなものばかり。 料理本を持って床に座り、片足を立てて 自分の膝に顎を置く。