一匹狼と野良猫。



「1人怖い?」



コクコクと必死に頷く。



「そか、

んじゃ俺の部屋来る?」



予想外の言葉に顔を上げる。

見上げたすぐそこには綺麗な顔の彼が

優しく微笑んでいた。



「おいで。」



そう言って滉牙さんは手を引き

部屋へと入れてくれた。