「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」

「大丈夫。
大丈夫だからな?」



優しく問いかけてくれる言葉にコクコクと頷く。

が、一行に治まらず、むしろ更に上がり

はっ、はっ、はっ、と単発な呼吸しか出来ない。



「ゆい?

こっち見てみ?ほら」



彼は再び大きな手で頬を包んで

自分の顔を見る様に顔を向ける。



滉牙さん......

滉牙さん..........



上手く酸素が回らず、意識が遠退く。