ーーーーーー ーーーーーーーーー ふと目を覚ますと見慣れてきた天井。 薄暗い部屋の中、こちらを覗き込む1人の影。 「............あ、起きた?」 寝ぼけ眼に、影の正体が滉牙さんだと気づくのに 少し時間がかかった。 「ほんとびっくりしたよ。 急に倒れたからさ」 身に覚えがない彼の言葉に どう返事していいか分からない。