「..........はい」



中から滉牙さんの声がした。



「?.......姉貴?」

「.......あ、の。私、です」



そう言い終わると同時に勢いよく扉が開いた。



あ.......メガネだ。

彼を見上げると黒縁のメガネをかけ

お風呂上がりのようでセットされてない髪。

どこか慌てた様子だ。