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お風呂から上がり、リビングに向かうと

玲花さんが両手を広げて手招く。



「髪♪乾かしてあげる♪」

「いつも、すみません」

「んーん?私がやりたいからやってるのよ♪」



ブォーーっとドライヤーの心地よい風が

髪を靡かせる。



「髪切って良かったね。
切る前もサラサラだったけど、

更に指通り良くなったね♪」

「ありがとう、ございます.....
玲花さんのお陰です。」



背後から乾かしてくれている彼女の方へ振り返り、

お礼を言う。