「どうしたの?翔、顔赤いよ?」

「なっなんもねぇよ…」


気を紛らわすかのように
翔はパソコンの前に向かった
花はきょとんとして彼の事を見ていた


この時まだ花は気付いてなかった
翔がどれだけ花のことを大切にしていて
失った時の悲しみが強いか……



気付けば時間はお昼頃に
時計を見て智洋が


「そろそろ飯にしないか?
こんな時間だし」


「そだな。どうする今日は?
食べに行くか……それとも誰か作るか?」

「それじゃ、私作ろうか?
お料理教室通ってるから多少は……」

「ほんと?!作ってくれるの!」

「流星君、テンション高すぎ‪w」


そして、その日のお昼は
花が手料理を振る舞うことに。
机にはたくさんの料理が並んでいた