その頃から喧嘩が多くなり
いつしか花の家の中はバラバラになった


花は居ずらくて何度も家出しようとしたが
諦めてしまっていた。
大好きな家だし、ラッシュも居る
そんな場所を無くせる訳がなかった。



「ねぇ…ラッシュ?どしたら
ママとパパの喧嘩は無くなると思う?」


話すはずも無い愛犬に声をかける日々
それは次第に虚しくなっていった。




中学生になった頃から
夫婦の矛先は花本人になっていった


夫婦は喧嘩しても全て全く関係の無い娘のせいにし
それが当たり前のように毎日喧嘩をしていた。


それから花は心を閉ざすようになった
誰も信用しない…信用したくない…
いわゆる〈人間不信〉になっていたのだった。