泣きながら花は俺らに
家での事を話してくれた。

花は家でひどい仕打ちを受けており
唯一心の支えが愛犬のラッシュだけだった


でも、花は分かっていた
ラッシュは動物だから話もしないし
自分の気持ちも理解してくれないのだと…




「辛かったな………話してくれてサンキュー」


俺は優しい眼差しで花の顔を見て
壊れ物を触るように頭を撫でた


その瞬間、花の中で何かが切れたように
大粒の涙を流した


その姿を見て、何も言わずに
俺はそっと花を抱きしめた。


「辛かったな…でももう抱え込まなくても
俺らが居るから、安心しろ。」


花は俺の腕の中でそっと首を振った