「俺は、真剣です……
本気で、美衣さんのこと大切にしたいと思っています」



「……だから、何だよ?」



「俺は、美衣さんが好きです。
妹さんと、お付き合いさせてください」



新倉は真剣な目で、俺に頭を下げてきた。



「俺には関係ない……
勝手にすればいいだろ」



俺は低くつぶやいて、玄関のドアを閉めた。