「今頑張らないと、いつ頑張るんだよ」



「だよね……
冬休み中に頑張らないと、ヤバイよね」



「要も飲む……?」



涼子は、缶コーヒーを俺に差し出した。



「サンキュー」



俺は、一口だけもらって缶コーヒーを涼子に返した。



「要は、東京の大学受験するの?」



「センター次第だけどな……
今のとこ、そのつもり」



「そっか……遠距離になっちゃうね……」



涼子は、俺の隣に座った。