「今日はもう学校行くね。シーユー」



「学校行くの早すぎじゃね?
つーか、下手くそな英語やめとけよ。

美衣はどっから見ても日本人だぞ」



美衣は振り返らずに出ていってしまった。



美衣なりに、傷ついていないフリをしているのだろう。



俺は、兄として最低なことをしてしまった。