『みいは、なんて書いたの?』 まだ3歳の私に、平仮名が書けるはずはない。 丸だか三角だかよくわからないような文字を、要が読めるはずはなかった。 『パパとママ……』 そう答えた私を見て、要は悲しそうな顔をしていた。