兄の溺愛がマジでウザいんですけど……《完》

『みいは……かなめ、嫌い……』



私は泣きじゃくりながら、要にそう言った。



要は、ショックを受けた顔をしていた。



『悪かったって言ってるじゃねぇか……』



要はぶつぶつ言いながら、私の隣に体育座りした。



泣きじゃくる妹にどう接したらいいのかわからない様子で、要は黙って私の隣に座っていた。



私が少し泣きやんだ頃、要はポツリと口を開いた。



『みいは、クリスマスプレゼント何がほしい?』



急に聞かれた私は、ほしいおもちゃが思いつかなくて黙り込んでしまった。