世界でいちばん ~最高の愛~

10ヶ月後

私たちの子供が生まれた。

その子はなんと。

双子だった。

名前は

琉架の"架"をとり

「架衣(かい)」 男の子。

春妃の"妃"をとり

「沙妃(さき)」 女の子。


「はぁ~まさか双子とわね」

呆然としている琉架。

そして私は

「何言ってんのよ!琉架にはこれまで以上に頑張って頂かないとね!笑」

「うん。頑張るよ!この子達のため。春妃のために!」

そう言ってくれる琉架に私は。

「ねえ?琉架!」

「んー?」

「私と出会ってくれてありがとう。」

「え…?」

琉架が私の頭を優しくなでる。

「それはこっちのセリフ。」

「春妃。俺と出会ってくれてありがとう。」



こうして私たちは母親と父親になった。

私は両親に捨てられた。

私は両親に愛されたことは一度もなかった。

そんな私が子供なんて育てられるのだろうか?

我が子を愛することはできるのだろうか?

でも、私には琉架がそばに居てくれる。

琉架と2人でこの子達を愛していこう。

幸せで包んであげよう。

と心に決めた。

「生まれてきてくれてありがとう」

私は言ってもらえなかった言葉を

私は今この子達にそう言葉をかけた。