己の生きる道。そして己の想いを決めるのは自分自身だから、私たちはその願いを託された人にすべて決めさせる。
悔いなくこの世を去れる者。想いを残しこの世を去らなければならない者。そして、限りある時間を愛する人と共に最後まで分かち合う者。
それを決めるのは本人の意思にゆだねられる。
ただ、まやみさんの場合は特別だった。あなたに残したあのペンダント。
実はあれはまやみさんの物でも、そして亡くなられたあなたの母親の物でもなかった。
あのペンダントを託されたのは、あなた。
巧なのよ。
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