その扉を開き俺の目に飛び込んできたのは。 水晶の塊の中で安らかに眠るまやみの姿だった。 「まやみ」 やっと出た言葉が、俺の胸を熱くさせた。 変わり果てたその姿に、何を求めたらいいのかさえ思い浮かばなかった。 「どうして、こんなことに」 メイリアは静かに俺の横で語り始めた。