俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

ベッドに戻されたリリー最初は暴れていたが、俺とリーで押さえつける。熱で弱っているので、すぐにリリーは暴れるのをやめた。

「……何で……」

苦しそうにするリリーに、リーが呆れる。

「お前、病気になった時は休まないといけないヨ!体を休ませないと、いつまでたっても病気は治らないんだヨ!」

俺も続けて言った。

「お前がどこかへ行かないように見張っておくから安心しろ」

「ゲホッ!ひ、ひどい…」

「集団感染のもとになられては困る」

リリーはしばらく話していたが、やがてゆっくりとその瞼を閉じ、寝息を立て始めた。

「全く…大人しくしておいてほしいネ…」

リーが疲れたように笑う。そういえば昨日、リーは俺よりリリーに付きっきりだった。目の下にはクマができている。

「リー、少し休んでくれ。リリーことは俺が見ているから大丈夫だ」

俺がそう声をかけると、リー「そうするヨ。ありがとう」と笑い部屋を出て行く。

意識がある者一人だと、同じ空間にいるのが二人だと忘れてしまいそうだ。俺はリリーの寝息を聞きながら思った。

熱で火照った体や、息づかい、リリーの長いまつ毛が、俺から理性を奪っていく気がして、慌ててリリーから顔をそらす。