俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

俺がそう言うと、リリーは「大丈夫だよ!」と呑気に笑い、「こうするからさ〜」と俺の手を握った。

「えっ!?お、お前!!何を…」

突然のことに驚く俺に、リリーは「迷子にこれだったらならないでしょ?」と頰を赤くしながら笑う。

「それもそうですね。リーバスさん、リリーさんをお願いします」

俺が答える前に、小町が微笑んで人混みの中を歩き始めた。その後をジャックが続く。

「行こ?」

リリーがじっと俺を見つめる。近い目線と、近い距離に、胸が壊れてしまいそうだ。

俺は黙って歩き始めた。



祭り会場では、多くの屋台が出され、人々が列を作っている。

「今年から、新しい山車が作られたそうなんです」

「楽しみ!」

リリーと小町は笑って話しているが、俺はリリーと手を繋いでいる緊張で、何も話せない。どのくらいの強さで握ればいいのだろう。リリーの手は、俺より小さくて華奢で、簡単に折れてしまいそうだ。

「小町、何かオススメの食べ物とかってない?」

そんな俺の隣で、リリーはいつも通りに明るく話している。

小町がすぐに答えた。